(そのべじょう)
京都府南丹市園部町小桜町
▲園部城は江戸初期に小出氏の入部によって築かれたもので
あったが、江戸期を通じて陣屋扱いであった。明治維新の争乱に
備えて新政府より改築を許可され、晴れて城となったという経緯をもつ。
(写真・本丸の櫓門と巽櫓。)
明治に城となる
戦国期に八上城主波多野氏の七頭家の一人である荒木氏綱が当地に拠り、織田勢と戦ったとも言われているが真偽のほどは定かではない。
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▲本丸の櫓門。現在は園部高校の校門となっている。 |
▲櫓門に続く巽櫓。両方ともに現存遺構として貴重である。 |
▲櫓門前に建つ城址碑。 |
▲城址碑と共に立つ説明板。 |
▲櫓門の左手に見える巽櫓。 |
▲櫓門。二階部分の高さが低く、実戦向きではなさそうである。 |
▲格子の入った窓や張り出しの少ない石落しなど違和感があるが、天下泰平による築城技術の衰退によるものかもしれない。 |
▲かつての本丸部分には高校の他に天守を模した国際交流会館などが建っている。訪城の際にはこの駐車場を利用するとよいだろう。 |
----備考---- | |
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訪問年月日 | 2017年4月29日 |
主要参考資料 | 「日本城郭全集」他 |