(えがわてい)
国指定史跡
静岡県伊豆の国市韮山金谷
▲ 江川邸は平安末期から幕末に至るまで七百年以上に及ぶ
歴史を持つ江川氏の居館である。現在の主屋の原型となる建物
は関ヶ原合戦(1600)前後に建てられたと推定されている。
一所に生きる
韮山の観光名所のひとつで国の重要文化財にも指定されているのが江川邸である。その江川邸の歴史は古い。見学コースに従って江川邸の主屋に入ると50坪はあるという土間が広がっている。入って左手に「生き柱」と呼ぶ柱がある。江川氏がここを居住地と定めた時に生えていたけやきの木をそのまま柱にしたと伝えられているものである。 |
▲主屋の玄関から表門を見る。平成20年(2008)の大河ドラマ「篤姫」では島津屋敷のロケ地になっていた。 |
▲韮山反射炉。安政四年(1857)、江川英龍の建言によって大砲鋳造のために造られた。 |
▲ 江川邸表門。元禄九年(1696)建築。文政六年(1823)と平成十二年(2000)に補修されている。 | ▲ 江川邸主屋裏に並ぶ米蔵。 |
▲邸内に展示されていた小型砲の砲車。安政元年(1854)にペリーから幕府に贈られたものと推定されている。 |
----備考---- | |
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訪問年月日 | 2012年1月3日 |
主要参考資料 | 現地案内パンフ、他 |