(さわらじょう)
神奈川県横須賀市佐原3
▲ 佐原城は三浦氏の本拠衣笠城の東を守るような位置にある。城主佐原義連の子孫は戦国期に
三浦氏を復活させ、会津に根付いた子孫も同じく戦国大名葦名氏として歴史に名を留めている。
(写真・佐原城址碑と説明板。)
三浦一族、佐原氏の古城
佐原の地に住して城館を築いたのは衣笠城主にして三浦氏四代目当主三浦大介義明の末子十郎義連である。地理的には衣笠城の東約3kmの台地上にあり、北と東側の低地は当時久里浜からの入り江となっていたと言われる。当時三浦氏は船(水軍)を多数保有して海上を自在に往来して安房にまでその勢力を拡げていたが、この佐原城が水軍基地としての機能を有していたとするのは考え過ぎであろうか。 |
▲「佐原十郎義連城跡」の碑。明治二十六年九月八日佐原里民建之とある。 |
▲横須賀市岩戸の満願寺にある伝佐原義連廟所の五輪塔。 |
▲城址碑横に立つ説明板。 |
▲開発が進む城址碑付近。周辺地域に比べてかなりの高台となっている。 |
▲佐原義連廟所のある満願寺。 |
----備考---- | |
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訪問年月日 | 2013年1月4日 |
主要参考資料 | 「日本城郭総覧」他 |